特殊素材【ワニ・パイソン・水ヘビ・オーストリッチ】などを得意とした輸入卸、企画提案のできる、OEM供給も可能なメーカー
「皮」は、動物の皮膚のことを指し、その皮をはぎとった状態を原皮といいます。
原皮はそのままでは腐ってしまうので、変質しないよう薬品加工を施します。その加工された状態を「革」と呼びます。「皮」は時間をかけ、さまざまな工程を得て「革」へ変わります。ここでは、その皮が革へ加工される工程をご紹介します。
原皮の塩分や皮に付着している汚れなどを取り除き、脱水された水分を補い生皮の状態に戻します。
皮の肉面(裏面)に付着している肉片や脂肪を取り除きます。
皮を石灰乳に浸し、アルカリで皮を膨張させ、皮のコラーゲン繊維をほぐし、鱗、脂肪を分解除去します。この工程で、皮が柔軟になります。
石灰漬で皮中に残存した石灰をきれいに取り除きます。
漂白剤を使い、は虫類が本来持っている地模様を除去する。
革の肉面を刃ロールで削り、一定の厚さに調整する。
クロム鞣剤を革に浸透、吸着させ、耐久性を与えます。
皮を酸性の溶液に浸し、クロム鞣剤で皮を柔らかくし、浸透しやすい状態に調整します。
さらにクロム鞣剤を革に浸透、吸着させ、耐久性を与えます。
革中の酸をアルカリにより中和し、染料や加脂剤の浸透が均一になるよう調節します。
天然タンニン、合成タンニンの鞣剤を用い、風合い、柔らかさなど革の用途に応じた特性を与えます。
油剤で革に柔軟性を持たせます。色焼けを防ぐ効果があります。
革の形を整え、革が収縮しないよう固定し、平らな状態に乾燥させます。
革の肉面を刃ロールで革の大きさによって厚みを調整します。
染料を使い、革を希望の色に染めます。
革中の加脂剤を固着させるために吊るして乾燥させます。
革の銀面に艶剤を塗る。
艶剤を固着させます。
お好みの仕上がりに合わせ、加工をします。
・グレージング仕上げ=革の銀面に光沢を出す仕上げ。
・マット仕上げ=光沢を出さない仕上げ。
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